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Channel: 無理しないでボチボチ
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「継承」→「脱たかじん」!? テレビ大阪新番組は“女性の○○処理”など深夜の過激トーク 決断の事情は…

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 メッセンジャー黒田有さんらが深夜に毒舌トークを繰り広げるテレビ大阪「わざわざ言うテレビ」(火曜午後11時58分)が今月スタートしました。黒田さん司会の「たかじんNOマネー BLACK」の打ち切りから約4カ月。ようやく後継番組…と言いたいところですが、180度対極といっていい中身。その辺の事情に迫ります。(豊田昌継)

「マネー」から一転、深夜のぎりぎりトーク

 「わざわざ-」は〈自分自身のカミングアウト、世の中や他人への不平不満などを取り上げる〉をコンセプトに、黒田さん、ウーマンラッシュアワー村本大輔さん、モデルのマギーさんの3人がスタジオトークを展開します。

 10日の初回放送分では“女性のヘア処理”などをテーマに、マギーさんが「VIO」「ブラジリアンワックス」といった用語を駆使しつつモデル業界事情を告白。男性陣は興味津々で、際どい突っ込みを挟みながらスタジオ収録は大盛り上がり。しかも、ほぼノーカットで放送されました。

 制作担当の同局・岡本宏毅プロデューサーは「最近の深夜バラエティーはVTR中心が多いので、ここは逆張りでトーク中心にいきます」とコメント。

 黒田さんも「夏までこのスタジオで『NOマネー』という、すごい論客に混じって“ない頭”を駆使して仕切らせていただいていたのが、まさか同じ場所とは思えない内容。何と楽な番組やと。目標視聴率は4%ですが、苦戦したらマギーちゃんに脱いでもらいます!」と、前番組時代とは別の顔で笑わせます。

「NOマネー」特番予定なしのナゼ!?

 実は、岡本プロデューサーは「NOマネー」では演出を担当。黒田さんとは気心も知れており、長所・短所も心得ているとは思います。それにしても、僕らが思い描いていた“後継番組像”とは、かなりかけ離れた内容だったことに驚きました。たしかに、秋の改編会見で、同局は「後番組という認識はない」と発言していたとはいえ…。

 それとともに、苦労して築き上げてきた「NOマネー」のコンセプトが生かされなかったことも残念でなりません。ABCのニュース情報番組「正義のミカタ」で新味を披露する東野幸治さんのように、黒田さんも報道系を仕切れるMCに-というチャンスが途切れてしまったのも然りです。

 そこで、せめて特番で復活させては…と同社幹部に水を向けました。ところが「残念ですが、この企画での特番は考えていないんですよ」と渋い顔。どうやら「NOマネー」がテレビ大阪で復活することはほぼないようです。

局の力量と“脱たかじん”の関係は?

 なぜでしょうか? 取材で分かったのは「NOマネー」をテレビ大阪と共同で制作していた、たかじんさん系の制作会社が番組終了とともに撤退。今回の制作には関わっていないということでした。名実とも“脱たかじん”です。この辺は「胸いっぱいサミット!」の関西テレビ、「そこまで言って委員会NP」の読売テレビとは様相を異にします。まあ、今回の企画なら協力をわざわざ仰ぐ必要もないでしょう。

 かといって、テレビ大阪独自で「NOマネー」のような番組を毎週制作できるかといえば、これまた厳しいと言わざるを得ません。

 同局では、今年の2月と11月、報道特番「池上彰の世界を知れば大阪が変わるニュースショー」を放送しました。ただ、これも報道・制作両セクションが結集して放送にこぎつけたのが実情です。前出の幹部も局としての力不足を認めています。

 では、局に力があったとしたら、他局と同様にたかじんさんの「冠」を外すだけで済んだのか。そのあたりは仮定の話ですし、確たる話もできないでしょう。

 さて、テレビ大阪社屋の壁面には「NOマネー」に代わり、このほど「わざわざ」の巨大広告が掲げられました。局の期待感の表れです。過激なバラエティー番組は同局の真骨頂でもあります。心機一転で頑張ってほしいものです。

 

 


 

 

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