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日本の忍者文化に並々ならぬ興味をしめす海外人が多いことはご存知のことかと思うが、海外の一般的忍者のイメージは「手裏剣を投げ、黒服を着ている忍びの術に長けた武者」というのが定番だ。
そこから更に一歩踏み込んで更に忍者の使う道具について詳しく調べ上げた記事がまとめられていた。
それにはこう書かれている。
それでは海外サイトに紹介されていた忍者のレアな武器を紹介文と共に見ていくことにしよう。
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現代の特殊部隊や諜報部隊と同様、忍者にとってもタイミングを逃さない事はとても重要だった。ストップウォッチなどない時代だが、忍者は、それに代わるとても独創的な方法を編み出していた。
それは、猫の目から時間を読み取る「猫の目術」というものだった。猫の目はとても繊細で、周囲の光の量によって瞳孔の開き具合が変わる。夜明け頃、猫の瞳孔は完全に開いていて丸い形をしている。そして、8時から正午にかけて、太陽の光をさえぎるように徐々に細くなっていく。太陽が一番高く昇る正午に瞳孔は一番細くなる。この習性をもとに、忍者は猫の目から時間帯を知ることができたという。しかし、常に猫がそばにいたのか?雨の日はどうするのか?など疑問は多々残っている。
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その昔、要塞を敵から守る一番効果的な方法は堀だった。忍者の標的は上級階級の人間だったため、要塞に入り込むというのは常に直面する問題だった。多くの映画では、こういう場合、忍者は水上を走ったり、空中大回転で堀を越えているが、実際は水蜘蛛と呼ばれる道具を使っていたようだ。
水蜘蛛は、4枚の板を合わせたものか、動物の皮を使ったふくらませることのできる筒状のもので、中央にある板とつながっている。歴史学者によると、実際にどのように水蜘蛛が使われていたのかは確かではないが、最も有力な説は、中央の板に足をのせて水上を歩くというものだそうだ。だがこの方法は実現不可能であることが証明された。もうひとつの有力説は、浮き輪のように、浮き板として使っていたというものだ。こちらの方が現実味がある。おそらく水蜘蛛は水面を歩く道具ではなく、沼地地帯で沈まないために使われていたのだろう。
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諜報活動を行う忍者にとって優れた聴力は欠かせない。時に忍者は機密情報を盗むためだけに雇われることもあった。見張りの巡回係の話を聞き、スケジュールを割り出すこともできたという。彼らは盗聴能力を高めるため、彼らは「小音聴き金」という道具を使っていた。
鉄や木製で円錐形をしていて、大きさはさまざまで、携帯できるものもあった。大きくひらいたほうを壁につけ、小さいほうに耳をあてて壁の向こう側の会話を盗聴していた。手を耳のそばで丸めたり、コップを壁につける原理と同じだ。
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武術の達人として知られる忍者も、厳しい寒さにはかなわなかったようで、暖を取る道具が必要だった。彼らは「胴の火」というカイロの役割をする道具で、外での長時間にわたる張り込みからくる寒さをしのいだ。
この胴の火は竹や鉄や銅からできており、中には火薬やアルコール、布など燃焼するものをつめ込んだ。付竹(つけだけ)と呼ばれる発火用具が通常銅の火には備えてある。一度火がつくと火は何時間も、時には一日中温かさが続くこともあった。
忍者は手を使う仕事が多かったため、寒さで手の感覚を失うことや霜焼けになることは致命傷だった。そのため、この胴の火はとても心強い道具だった。また、胴の火はカイロだけでなく、敵陣に火をつけたり、料理の際にも重宝したという。忍者仕様のライターと言ったところか。
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忍者が暗器を使うことはよく知られている。髪に隠れる、長く尖った「かんざし」は暗器には最適だ。江戸時代に人気が爆発した髪飾りのかんざしは忍者の手にかかれば、急所や神経を攻撃する武器になるのだ。
攻撃用や防御用として尖らせて、ナイフのような武器にすることも可能だ。毒にひたせば、立派な暗殺道具ともなる。かんざしは、くノ一(女の忍者)にとってピッタリの代物と言えるだろう。
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筆は剣よりも強しとはよくいったものだが、文字通り忍者にとっては筆さえ強力な武器となる。忍者はどこに行くにも「矢立て」を持ち歩いていた。これは筆入れで、鉄や竹で作られた小さな円筒の形をし、片側は墨入れ、反対側は筆入れになっている。
忍者は現代でいうスパイだ。矢立ては見たものを書き留めたり、情報をつづったりするのに必要だった。しかし、同時に攻撃用の手裏剣や針や毒などを、筆代わりに隠しておくこともできた。かんざし同様、筆入れを持ち歩いていても怪しむ者はいない。
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「猫手」と呼ばれる、鉄のつけ爪は女忍者に特に人気だった。爪をつける方法はいろいろある。時には指貫のように指にはめたり、指輪のように指先に紐で結びつけたりして使われていた。爪は通常鉄でできているが緊急時には竹も使われることがあった。
この道具は女忍者のみが使用するもので、男の忍者が使うことはない。くノ一は、軽くて簡単に隠せる武器を好みよく使っていた。
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忍者の得意技は気配を消し、敵に気づかれることなく接近することである。しかし、どんなに訓練を積んだ忍者でも、枯葉の積もる森や、バリバリの雪の上を無音で歩くのは至難の業だ。そんな時に忍者が使うのがコオロギだ。小さな籠に入れて持ち歩けるようにしていたという。虫の鳴き声は忍者が消せない音をなるべく目立たなくさせるのに最適だった。
また、忍者は特別な化学混合物を利用しコオロギを自由に鳴らせる術があったという。この方法により、鳴いてほしくない時は黙らせておくこともできた。当時どこにでもいたコオロギの鳴き声は、相手を警戒させることもない。逆に、鳴き声がしない事により、警戒される場合の方が多かった。昆虫や鳥は人間や動物が近づくと鳴きやむので、わざと音をコオロギを鳴かせることで、存在を隠していた。
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忍者は消える事ができるというイメージがある。しかし実際には姿を眩ますために「目つぶし」を使い、一瞬で消えたように見せかけているのだ。
忍者は手先が器用で、既製品を買うことなどしなかった。彼らは卵の殻に「目つぶし」の材料となる粉などを入れていた。針を使い殻を壊すことなく穴をあけ、卵の中身を空にした後、鉄くず、塩、唐辛子の粉などをいれた。涙腺を刺激し涙を出すものならすべて中身となりえた。戦闘中、相手の顔をめがけてこの卵を投げつけ、相手の目を眩ませたのだ。
この道具の目的は相手の目を眩ますことだけではない。鼻と呼吸器官を刺激する成分も必ずいれるようにしていた。一瞬でも相手が怯んだときが、絶好のチャンス。さらに強力な攻撃を仕掛けることも出来たし、敵から簡単に逃げることもできた。
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お米ですら忍者は道具として使用していた。機密情報の取得こそ忍者の一番重要な役割だが、これに役立ったのが「五色米」と呼ばれる道具である。
お米を赤、青、黄、黒、紫に色付けし仲間同士の暗号として使っていたのだ。五色米を、敵や一般人は気づかない道脇や目立たない場所に置いておく。それを仲間の忍者は探しあて、暗号を解読するという仕組みだ。なんと色と数のコンビで100以上の暗号を使いわけていたそうだ。
さらにお米に色を付けていた理由はもう一つあった。せっかく仲間への暗号で置いた米も鳥に食べられてしまっては元も子もない。しかし色をつけることにより、鳥は穀物だと認識せず、食べることもなかったそうだ。さすが忍者、ぬかりがない。
via:listverse・原文翻訳:melondeau
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