[ニューデリー 18日 ロイター] - 英女王の王冠を飾った105カラットの巨大ダイヤモンド「コーイヌール」。原産地のインドでは「盗まれた」として以前から返還を求める声があるが、これに対しインド政府が18日、「英王室に贈られたもの」としてこの要求を取り下げるよう同国裁判所に訴えた。
コーイヌールは世界でも最大級のダイヤで、150年前に英王室の王冠にはめこまれ、エリザベス2世らの頭上を飾った。現在はロンドン塔で保管されている。
政府はこの宝石について、1851年にパンジャブ地方のマハラジャ、ランジート・シンから英国へ贈られたと説明。返還要求を慎むよう求めた。弁護士は公判で「盗まれたものでも、強制的に奪われたものでもない」としている。
ウイリアム英王子とともに先週インドを訪れたキャサリン妃は、王子が国王に即位した際には王妃として、公式な場でこの王冠を着用することになる。
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