激安スーパーとして知られる「スーパー玉出」(本社・大阪市西成区)の一部店舗で、有毒な部位を含むマフグ(別名・ナメラフグ)が丸ごとパック詰めされて一時販売されていたことが29日、分かった。大阪市は食品衛生法違反などの可能性があるとして調査する方針。
同社関係者によると、大阪市北区天神橋の「スーパー玉出天神橋店」で今月下旬、従業員が誤って調理前のマフグを丸ごとパック詰めして、数匹分を店頭に並べた。従業員がすぐにミスに気付き、撤去したため購入した客はいなかったという。
マフグは肝臓や卵巣に強い毒性がある。買い物客が販売されていたフグの写真をツイッターに掲載し、インターネット上で騒動になった。同社は「お客さまに大変申し訳ない。従業員教育を今後徹底したい」としている。
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