まるく膨らんだ巨大なる球形状の物体が、西オーストラリア、バンバリー沖の海面に浮いていた。そりゃいきなりこんなのを目の当たりにしたらびっくりするだろう。
エイリアン?エイリアンの乗てた気球?そんな風に見えなくもない。 海上処理班ならもうお気づきだろう。これは死後腹部が膨張したクジラの死骸である。
この日父親とボート釣りを楽しんでいたというマーク・ワトキンス氏。前方にプカプカと浮かんでいる巨大な球形の物体を見て度肝を抜かれたという。
気球?いやもしかしてエイリアン?
とにかく近づいていったところ腐敗臭いが漂ってきて、それがクジラの死骸であることがわかったという。クジラの死骸の下にはサメが泳いでいた。これからごちそうにありつこうとでもいうのだろうか。
クジラは死後、腐敗したときにでるガスが体内に蓄積される。浜辺に打ち上げられたクジラの死体の解体作業中、刃物を入れた瞬間そのガスが一気に噴射して爆発するという事故が起きるという話は前にもしたかと思うんだ。(関連記事)
これだけ大量のガスで膨らんだクジラだもの。サメが攻撃を仕掛けたら大爆発したことだろうね。それにしてもすごい光景だ。
▼あわせて読みたい浜辺に打ち上げられたクジラが解体作業中に突然大爆発
マッコウクジラ、海洋学者が解体中に大規模爆発!その瞬間の映像がとらえられていた。(閲覧注意・デンマーク)
地中から掘り出された体長10メートルをゆうに超えるこの生き物はいったい?(ベトナム)
サメ、イルカ、クジラなど、海の覇者と小魚たちの勢力図が手に取るようにわかる美しい海中写真
どでかっ!世界一大きい心臓を持つシロナガスクジラの心臓保存計画(カナダ)