インド北西部の村で、野生のヒョウが水差しのような容器に頭を突っ込んだまま抜けなくなった状態で発見されました。このヒョウは、5時間もの間、この状態で歩き回っていたといいます。
インド北西部のラジャスタン州にある村で30日、金属製の壷のような容器に頭を突っ込んだままの状態の、野生のヒョウを住民が見つけました。この辺りは乾燥した地域で、ヒョウは村に入って、容器の中の水を飲もうと頭を突っ込んだところ抜けなくなってしまったとみられています。
普段は足が速い猛獣として恐れられているヒョウですが、周辺の様子が見えないため、よろよろとした足取りで歩き回り、集まった人たちはユニークな姿のヒョウを取り囲んで写真を撮っていました。
その後、ヒョウは連絡を受けて駆けつけた地元の森林当局の担当者によって麻酔銃を使って捕獲され、暴れないように鎮静剤を施されたあと、容器を取り外されました。
救出されたヒョウは3歳くらいのオスで、しばらくはぐったりした様子でしたが、その後車に積み込まれて運ばれ、野生に帰されました。