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中国人殺到「人間ドック」へ…“爆買い”合間の診察体験が今の流行 本国の“未熟”医療で拍車

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 今年も国慶節の始まりとともに来日した中国人が店頭に殺到し、さまざまな商品を大量に買い集める「爆買い」が注目を集めた。ただ、最近はその中国人の行動パターンにちょっとした変化が表れているという。日本旅行の際、「爆買い」だけに注力するのではなく「診察体験」を新たに加えるケースが出始めている。来日中国人らは“神薬”と呼ぶ日本の医薬品も大量買いすることが知られているが、中には観光旅行を楽しむ合間に「人間ドック」を受けるなど、トータルで200万円近くにもなるツアーで日本が世界に誇る健康診断を利用する富裕層もいるという。

内視鏡検査まで

 日本政府は成長戦略の一環として、医療ツーリズムを推し進めており、日本国内の医療機関を利用してもらうために中国だけでなく世界各国から日本に招き入れるようとしている。

 日本国内の旅行会社でもこうした動きを受けて、訪日プランの中に日本の医療機関での健康診断を組み入れるケースが出ている。中には全身PET-CT検査、頭部MRI、腫瘍マーカーなど人間ドック並みの検査項目がずらりと並ぶプランも用意されている。来日した中国の観光客は日本国内での観光や「爆買い」を満喫する合間にあらかじめ予約していた健康診断を受けるというわけだ。

 ある旅行会社のウエブサイトをみてみよう。「中国人・在日華僑のお客様限定」と銘打ったコースでは5日の滞在期間中、1泊2日で人間ドックを受診し、残りは東京などでの観光を楽しむ。その健診内容は問診から始まり、身体測定、尿検査、血液検査、胸部X線検査、消化器の内視鏡検査、腹部超音波検査など普通の人間ドックで受診できる内容と同じである。

5500億円の市場規模

 日本国内の大学病院でも併設されている健診センターで中国からの受診者を積極的に受け入れているところもある。参考のために日本の大手旅行代理店が過去に立てたプランをみてみると、平均的なツアー費用は3泊4日で総額約180万円。宿泊費などのほか、検診代約35万円が含まれている。

 中国人が日本の健康診断に殺到する背景には、中国国内の医療態勢の未熟さが要因の一つにある。先進的な医療なら、欧米諸国など日本以外の国でも受けることができるはずだが、中国人が日本に来るケースが多いという。まず、地理的な近さに加えて、中国人は日本人と同じ東洋人で身体的な特徴が似ていることなどから、日本の医療機関での受診を希望するようだ。

 健康診断などを軸とした市場規模は5500億円になるといわれており、政府は経済産業省や観光庁を中心に「医療ツーリズム」への取り込みを進めている。

 ただ、課題も多いようだ。アジアにはシンガポールやタイなどのように国を挙げて海外からの医療機関への受診者受け入れに取り組んでいる諸国がある。また、受診に際してトラブルが起きた場合にどう対処するかといった問題にも直面することになる。

 

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