2016年9月1日より流通が始まったオーストラリアの5ドル紙幣だが、オーストラリアでは今後7年間で全ての紙幣をハイテク化する「次世代紙幣プログラム」を実施しておりこれはその第一弾である。
表が女王エリザベスII世の肖像、裏面がキャンベラ国会議事堂という構図は変わらないものの特筆すべき点は偽造を不可能とする最先端の技術が採用されていることだ。
また、紙幣を傾けると、オーストラリア東部に生息する鳥、キリハシミツスイがフワフワと羽ばたくアニメーションを見ることができる。
5オーストラリアドルは日本円に換算すると現在391円。一部透過加工が施されており鳥のアニメーションを見ることができるとか、おみやげにもらいたいレベルだ。原価いくらだよこれ。
裏面も角度を変えると浮き出るホログラム風
更には視覚障がい者の為のエンボス加工された触覚点字機能は、その数でいくらの紙幣かがわかるようになっている。
オーストラリア準備銀行は、世界でトップクラスの紙幣の開発に取り組んでいる。だが9月1日より開発が始まった新紙幣だが、自動販売機や小売店ではまだ対応ができておらず、使用できないというケースが相次いでいるらしい。
via:imgur・heraldsunなど
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