2011年09月18日 江戸時代末期に活躍した「歌川国芳」は、その枠にとらわれない奇想天外なアイデアと確実なデッサン力で大人気となった浮世絵師だが、中でも、たくさんの人が体をくねらせ寄せ集まって一人の人として描かれた、「寄せ絵」と呼ばれる騙し絵なんかも有名だよね。
その「寄せ絵」手法を現代的にCGでリアルに再現した、北米版のトヨタ、プリウスのCMが、奇妙面白いと話題になっていたようだ。
物を集めて何かを形作る、という騙し絵的手法は、西洋ではイタリアのジュゼッペ・アルチンボルドが有名だが、国芳がアルチンボルドの影響を受けたかどうかは、未だにわかっていないそうだ。
歌川国芳の寄せ絵:人かたまって人になる
みかけはこわいがとんだいいひとだ
人かたまって人になる
人をばかにした人だ
としよりのよふな若い人だ
そういえば富士通も、歌川国芳の「寄せ絵」を元にポスターを作っていたよね。
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