世界各地で、不気味なピエロの格好で道行く人々を驚かするというはた迷惑な行為が流行しているというお話はすでにお伝えしたかと思うが、海外情報誌Mirrorでは、この流行の影に、日本の古いマクドナルドのCMが影響しているのではないか?との一報を報じた。
そのCM映像がこちらである。
上記動画には3本のショートCMが収録されている。ストーカー気質のあるドナルド(海外ではロナルドと呼ばれている)が、玄関の隙間から侵入しようとしたり、窓の外から部屋を見つめながら電話してきたり、ベッドの下に隠れている。CMの最後は、「いつでもそこに、マクドナルド~」という低音の不気味な声で締めくくられる。
玄関から忍び寄るドナルドの手・・・
外を覗いてみろという電話に従い外を見ると・・・
ベッドの上で携帯電話で友達とトーク中
だがベッドの下には・・・
たしかにかなり不気味ではあるが、かなり前のCMだし、このCMにインスパイアされて今の不気味なピエロ(キラークラウン)が流行したとするにはかなり無理がある気がする。
さらにこのCMは公式のCMではなく、カカフカカ企画が制作したパロティーCMである。だがいろいろなルートを経由して海外に出回ってしまったので、海外では公式CMと勘違いしている人が多い。
そして陰謀論めいたものが大好きな一部の人々は、ランランルー教が流行った時代のこのCMとの関連性を模索中だという。
via:Did this creepy 'old McDonald's advert' inspire the killer clown craze?
実際にピエロがモチーフのマクドナルドのキャラクター、ドナルド・マクドナルド(英名:ロナルド・マクドナルド)はとばっちりを受けているのが現状だ。米マクドナルドは、不気味なピエロの流行を受け、ドナルドの活動を自粛すると発表した。
今後全くドナルドが登場しなくなるというわけではないが、ハロウィンを目前に控えたこの時期だけに、配慮が必要だと判断したそうだ。
不気味なピエロ発祥の地、アメリカでは多くの州でピエロの格好をして人々を驚かせたり、犯罪に及ぶという事件が発生しており社会問題となっている。ツイッターのアカウント「Scary Clown Sighting」では、防犯カメラや携帯カメラで撮影された不気味なピエロ事案を収拾しており、人々の関心は高く、既にフォロアーは22万人を突破している。
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