エレベーターに挟まれ女性死亡　故障かと思い中をのぞいた瞬間、降下　神戸・新開地

　９日午前９時半ごろ、神戸市兵庫区新開地５の２の１４にある菓子店「福進堂総本店」で、従業員の大下順さん（５２）＝同区夢野町＝が、降下したエレベーターに首付近を強く挟まれ、間もなく死亡した。

　兵庫署によると、大下さんは別の従業員と荷物の運搬作業中で、ボタンを押しても２階からエレベーターが降りなかったため、様子を見に行った。エレベーターの中をのぞいた際に、何らかの原因で降下したエレベーターの天井と床の間に胸から上を挟まれたとみられる。

　エレベーターは荷物運搬用で横約１・２５メートル、高さと奥行きは約１・５メートル。同署は降下した原因や点検の状況を調べている。