【山陽新幹線停電】床下のカバー脱落し車体に衝突、電線ショート 女性けが「電気が走るような痛み」 小倉-博多
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福岡県宮若市稲光付近で停止した新幹線さくら561号の車体についていた傷=8日午後、JR博多駅(乗客提供)
8日午後5時半ごろ、福岡県内の山陽新幹線小倉-博多間で停電が発生し、上下線計2本の列車が駅間に止まった。約30分後に送電を開始、その約10分後に運転を再開した。駅間に停止した新大阪発鹿児島中央行きさくら561号(8両編成)に乗っていた20代の女性が腕に軽いけがをし、車体の側面や窓ガラスには複数の損傷が見つかった。
JR西日本は、走行中に車両の床下にあるカバーが脱落して車体に衝突、弾みでカバーが電線に近づいてショートしたのが原因とみている。
JR西日本によると、さくら561号は約500人が乗車し、福岡県宮若市稲光付近で停止した。直前に多くの乗客が衝撃音を聞いていた。けがをした女性は窓側の座席にいて「体に電気が走るような痛みを感じた」と話しているという。
車体の損傷は3号車から6号車の間で確認。さくら561号に乗っていた福岡市の男性(59)は「ドーンという音がして減速して止まった。パンタグラフの異常か、何かにぶつかったのかと思った」と説明。間もなく異常がないとのアナウンスが流れたが、3号車前方の乗客は別の場所へ移動するよう指示があったという。
東京都の男性(34)は「雷のようなバリバリという音がして止まった」と証言。車内は冷房が止まり「汗だくになった。トイレの水も使えなかった」と疲れた様子で話した。
さくら561号は博多駅で車両を交換して運行を続けた。JR西日本によると、停電で列車計53本に最大97分の遅れが出て、計1万5100人に影響が出た。帰省ラッシュや夏休みの観光で利用者も多く、博多駅は一時混乱した。
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