愛知県豊田市の市道にあったガードレール約30メートル分がなくなった問題で、豊田市は9日、確認の結果、盗まれたのではなく業者が撤去していたと発表した。市が作成した工事契約書に不備があり、業者も確認しないまま勘違いして工事したという。業者が費用を負担し、元に戻した。
市によると、ガードレールの撤去工事と追加工事を同一業者に発注した際、2カ所ある工事箇所を契約書に記載しなかった。業者が問い合わせると、市は追加工事の場所に丸印を付けた地図を渡した。
しかし、丸印は一つだけで追加工事箇所とも書かれておらず、業者も内容を確認しないまま、11月に丸印の場所にあったガードレール約30メートルを撤去した。
市街路課がほかにも盗まれたガードレールがないか業者に聞き取り調査する中で誤認が分かった。青山博喜副課長は「契約書に不備があった上、業者との意思疎通も不十分だった」と謝罪した。業者は「確認不足で、撤去の報告もせず、申し訳なかった」と話している。
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